ごあいさつ
私は金沢の片町で50年以上続く歯科医院の院長として、これまで様々な患者様のお口を診て参りました。先代院長の時代からお越しいただいていた患者様が徐々にお年を召して、なかなか当院のある片町まで通院できない方が増えてきたことを実感し、その経緯から訪問診療チームを発足し、患者様のご自宅や施設にて外来と遜色ない歯科治療を提供してきました。
しっかり噛めること、飲み込めることなど、介護と口腔ケアは切り離せないものだと痛感しております。もっと介護と歯科医療を密接に連携させ取り組んでいきたいとの思いから、「マナの家増泉」の運営に携わり、おかげさまでここまで順調にご利用者様やご家族の方々からの信頼をいただいて参りました。
現在厚生労働省がすすめる健康寿命の延伸。その一つの方法として口腔ケアがあります。
「お口のケアはいのちのケア」
お口の健康からの疾病予防や健康保持・増進、お口の中のお掃除や、咀嚼(噛むこと)・嚥下(飲み込むこと)といった口腔リハビリテーションによるQOL(生活の質)の向上を図ることで、健康に楽しく老後を過ごしていただきたいと願っております。
歯科と介護のプロフェッショナルがチームを組んで取り組む老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、それが「ひゃくまん星」です。
人にとってお口とは、話す、笑う、食べるという、生きていくうえで非常に大事な器官です。自分で食べ物を噛める喜び、美味しいと食事を楽しめる喜びを、いつまでも感じていただきたいと考えております。
これからのセカンドライフもその幸せを存分に感じていただきたい、楽しんでいただきたいと思い「溝口デンタルオフィス」と「介護施設 ひゃくまん星」とで生涯を通じた包括的な口腔ケア及び生活の質の向上に取り組んでまいります。
溝口 尚 Takashi Mizoguchi